『ぼくの怪獣大百科』『ぼくの怪獣大百科レッド』

| 著作者・編集者 | [著作者・編集者] | ||
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| 出版年 | 2005年 | ||
| 大百科度 | [大百科度] | ||
お笑いコンビサバンナの八木さんが誰に頼まれるでも見せるでもなく勝手に描きためた怪獣を100体まとめた大百科。(下巻にあたるレッドにも100体あるので今のところ合計200体が全世界公開中)
とにかく、ファニーで、シュールで、くだらなくて、奥が深くて、寂しくて、牧歌的で、理解不能で、親近感があって、要は訳が分からん怪獣の連発です。そんな怪獣を100体一気に見ると意識をどこかに飛ばされてしまいそうですが、各怪獣についてくる相方の高橋さんの一口コメント(ツッコミ)が、現実に引きづり戻してくれます。
では、百聞は一見にしかずということで、ちょこっと紹介。
去りゆく人々

デコちゃん

ポコちゃん

まだまだ愛すべき怪獣達はたくさん現れますが、あとはブックオフなどで本を手に取ってお楽しみ下さい!
良いまえがき
冒頭にものすごく良いまえがきがあります。「めちゃイケ大百科辞典」にも良いまえがきがありましたが。こちらのまえがきもとても良いまえがきです。一部抜粋しながら↓
「ぼくもすでに三十路である。」と始まる。
「最近、人との会話が仕事やお金の話ばかり」で「足の指を何回鳴らせるか・・・そんな話はめっきりしなくなった」「時間がたつのが速く感じる。それは合理 的に日々を送っているから」。「遊ぶことを決めて遊ぶんじゃなく、昔はとにかく友達と会ってから遊ぶことを考えた」「遊んだあとにタクシーで帰るより、お金 がなく歩いて帰ったときのほうが記憶に残る。」「どうでもいいことこそ思い出に残る」そして、「どうでもいいことをしたくなった。」
だから、怪獣をつくり始めたということである。まえがき後半では、
「ロレックス、ベンツ、マンションなど高価なものを持っている人がいる。だが、ぼくは怪獣を100体持っている」とある。これはもう、”かっこいいことはなんてかっこわるいんだろう”(©早川義夫)とほぼ同じことを言っているのではないですか?違いますか?
まえがき最後に「みなさんも怪獣に思いをめぐらせてはいかがですか。そしてよかったら、ぼくの怪獣と戦いましょう」と投げかけてくるが、きっと僕らがつくるような怪獣は八木さんの怪獣に価値観ごとぐちゃぐちゃにされて負けてしまうんだろう。
怪獣を取り扱った大百科には他にも映画秘宝の「怪獣㊙大百科」がある。内容は全く違うがどちらも唯一無二の仕上がりだ。一方は「ぼくの」創りだした怪獣を無邪気に紹介し、一方は人の創った怪獣を熱く厚く紹介する。怪獣のことを話している両者の目はどちらもキラキラしていてるのだろうなあ。
- 書籍データ
- 出版年
- 2005年
- ページ数
- 全 ページ
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